株式会社　ＳＩＣ桑原（公式ホームページ）

当社が所属する協同組合「くびき野地理空間情報センター」の前身である「上越GIS技術研究会」を２００２年に発足させた年、同じく関東甲信越東海ＧＩＳ技術研究会設立の準備をしている最中のメンバーとの雑談の中で「ＧＰＳとＧＩＳを除雪車に活用すれば面白いよね～」という話が出て、「これだ！」と思い、翌年、現在の組合を立ち上げる際、最初に取り組み事業にしたいと思いました。技術的には非常にハードルが高かったですが、実証実験を成就するのは、自らプレッシャーをかける必要があると思い、新井市（現在の妙高市）のベンチャー育成事業に手を挙げ採択となったのが大きなきっかけでした。最初、審査員には全く信用されなかった印象があります。出来なかったら補助金は支払われない訳ですから、面白いからやらしてみようかと思って採択されたのかもしれませんが、見事完遂し、補助金が支払われましたというエピソードから始まりました。

　その後、2008年妙高市へのシステム本格導入に至るまで、実証実験と称して組合構成員が手弁当で研究開発に５年ほどかけて行いました。翌々年にはWEB型システムとして新たに生まれ変わり、上越市全域に約450台余りの除雪車に当システムが搭載され、最近では滋賀県長浜市との契約に至りました。

 

　今後共、全国の雪国自治体から喜ばれるシステムとして更なるステップアップを図ります。